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後鳥羽伝説殺人事件
昭和57年2月 廣済堂出版 刊行  浅見光彦シリーズ 第1作
ストーリー
主要登場人物
≪ストーリー≫
・プロローグ
美也子は古本屋で見覚えのある『芸備地方風土記の研究』と言う本を何かに導かれるように買う。
富永は広島県の福山市と三次町を結ぶ『福塩線』の支線の電車の中で本を読むともなくペラペラとめくっているいる一人旅風の女性に出会う。
・三次駅殺人事件
広島県三次町の国鉄『三次駅』の跨線橋で女性の他殺死体が駅員によって発見される。
女性は正法寺美也子と判明する。
遺体を確認に来た家族の話しで、今回の旅の目的は8年前の卒業論文の研究旅行の時と逆ルートで廻る事だと判る。しかも、8年前の旅では宿泊した民宿で山崩れに遭い一緒に旅をしていた浅見祐子は亡くなり、自分は記憶をなくしていた。
美也子の主治医*田坂峯夫の進めで記憶を取り戻すための旅だった。
・心の旅
広島県警三次署の野上刑事は美也子の足取り調査をはじめる。
富永と言う男が亡くなる前の美也子を見ていると言う情報で野上は富永に会いに行き話を聞く。富永の話では美也子は死ぬ前に本を持っていた事が判るが、遺体の持ち物から本は無くなっていた。
県警の桐山警部にその話を報告したが聞き入れられず数日が経ったある日、テレビのニュースで富永の他殺死体が発見された事を知る。
・消えた本
野上は美也子の家族に再度話を聞くために東京に向かう。又、8年の事故で無くなった浅見祐子の家族と主治医*田坂にも会い話を聞くが大した収穫も無く広島に戻り美也子の足取り調査を再開する。
足取り調査のために入った古本屋で美也子が本を買っていた事が判明。しかも、数日前に富永が現れ美也子の事を聞いていった事が判った。
そして、その本の元の所有者は高校教師,池田謙二だと判る。
・暗転
野上は誰にも内緒で池田と会い話を聞く。
数日後、三次東高校生物室で池田の首吊り死体が発見される。
野上は池田への無断での接触、それによる自殺の可能性もあると言う事で自宅謹慎となる。
・名探偵登場
謹慎中の野上の家に以前に東京で8年前の事故について話しを聞いた浅見光彦が現れ捜査協力を申し出る。そして、8年前に起きた事故の時の妹*祐子の隠された秘密を話す。
光彦は自宅謹慎中の野上と8年前の事故の再調査をして当時、美也子,祐子の他に大学生3人が同じ民宿に泊まっていた事を突き止める。そして、3人の大学生の一人が池田だったことも判明する。
これにより光彦の頭の中で事件の全容が判り始める。
野上の正式な処分が決まった『停職一ヶ月』と*****
あまりにも厳しい処分に光彦は兄,陽一郎の同期で現広島県警本部長を訪ね『停職』を『休暇』に変えてしまう。
・第二の男
8年前の事故の時、池田と一緒に泊まっていた大学生の後の2人の内一人は現在、自動車部品メーカー『北備工業』副社長,木藤孝一と判明し、光彦,野上は木藤に話を聞く。
・襲撃
木藤の自宅近くの江川の川堤道路脇歩道でトラックから突き出た丸太により殺害される。
・檻穽
光彦は事件の全容と犯人が判り、ある罠を仕掛け捜査会議に出席する。
光彦の仕掛けた罠により犯人は暴かれ事件は終結へ・・・・・
・エピローグ
野上は光彦との判れのため三次駅に来ていた。
光彦は美也子の死んだ場所に立ち、妹の終焉の地に臨みながら二人の霊に祈った。
≪主要登場人物≫
・正法寺美也子
28歳 昭和2X年3月30日生まれ 東京都文京区西片二丁目X番X号 在住
東京都千代田区神田三丁目X番X号 株式会社 立花音響 PR課 勤務
広島県三次市十日市場町 国鉄福塩線『三次駅』跨線橋で絞殺される
・富永 隆夫br> 47歳
大阪のIC機器メーカー D-社 府中工場建設担当者
広島県庄原市七塚原の種畜場内の建物の中で刺殺される
・池田 謙二
47歳
大阪のIC機器メーカー D-社 府中工場建設担当者
広島県三次市上原 県立三次東高校生物教室で首吊り自殺に見せ掛けられ殺害される
・木藤 孝一
広島県庄原市在住  大阪 国立H大学卒業
大自動車部品メーカー『北備工業』副社長
広島県庄原市 「江川」川堤道路脇歩道でトラックから突き出た丸太により殺害される
・桐山
広島県警捜査一課 警部
『三次駅殺人事件』捜査本部 捜査主任
・野上
広島県警三次署刑事課 巡査部長
・浅見祐子
21歳(死亡当時) 東京都北区西ヶ原在住
浅見光彦の妹
8年前、島根県仁多町 民宿『小野』に宿泊中 山崩れに遭い生き埋めになり死亡
しかし、その事故死の裏には*****