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Solaris をインストールしただけではサーバーとしては使えませんのでサーバーとして使えるように設定します。
ホームページ用ディレクトリの作成
ホームページ用ファイルを格納するディレクトリを作成します。『設定』のページで作った“user1”の配下に“www”と言うディレクトリを作成します。

このディレクトリが今後ホームページファイルを格納するディレクトリになります。

apache の設定
Solaris をインストールした時点で Apache がインストールされていますので Apache を使えるように設定します。

エディター等で /etc/apache/httpd.conf を開きます。

390行目 前後ぐらいにある “ServerName  127.0.0.1” をコメント化し“ServerName papa-net.zenno.info” のように自分のドメイン名を追記します。

上記の要領で下記の項目を設定していきます。

①ポート番号の指定・・・・・通常は 80
335行目 前後ぐらいにある Port 80 を確認して変更がある場合は書き換えます。

     Port  80

②Webサーバーエラー時に表示されるサーバー管理者の連絡先(メールアドレス)
370行目 前後ぐらいにある ServerAdmin you@yourhost.com を自分のメールアドレスに書き換えます。

     papa-net@papa-net.zenno.info

③ホームページファイル格納ディレクトリの変更
395行目 前後ぐらいにある DocumentRoot "/var/apache/htdocs” を ホームページファイル格納ディレクトリに変更します。

     DocumentRoot  "/export/home/user1/www”

④ホームページファイル格納ディレクトリの変更 その2
420行目前後ぐらいにある <Directory "/var/apache/htdocs”> を 上で作ったホームページファイル格納ディレクトリに変更します。

     <Directory  "/export/home/user1/www”>

⑤CGI を利用可能にする
430行目前後ぐらいにある Options Indexes FollowSymLinks MultiViews に CGI が使えるように ExecCGI を追記します。

     Options Indexes FollowSymLinks MultiViews ExecCGI
     もし、カウンター等で #exec 命令を利用したい場合は Includes も追記します。

⑥index ページの拡張子を複数にする
480行目前後ぐらいにある DirectoryIndex index.html に index.htm を追記します。

     DirectoryIndex index.html index.htm

⑦CGI プログラムをホームページファイル格納ディレクトリのどこでも実行できるようにする
900行目前後ぐらいにある #AddHandler cgi-bin .cgi の先頭にある # を削除します。

     AddHandler cgi-bin  .cgi

以上の設定が終わったらPCを再起動します。

PCの再起動後インターネットブラウザを立上げ、アドレス欄に自分のドメイン名を入力してHPを開いてみましょう!

下図のような Apache のメッセージページは表示されたら成功です!!!

FTP の設定
“インストール” のページで行ったようなインストール形態 “全体ディストリビューションOEM” でインストールした場合は、既に “FTPサーバー” はインストールされ起動していますのでサーバー側での設定はありません。クライアント側の設定だけです。

下図は “FFFTP” を使ってのクライアント側設定方法です。他のソフトでも基本的なことは同じです。

まず、ソフトを起動して『接続(F)』⇒『ホスト設定(H)』をクリックします。

下図のような “ホスト一覧” 画面が表示されますので『新規ホスト(N)』をクリックします。

下図のような “ホストの設定” 画面が表示されますので各項目を入力して『OK』ボタンをクリックします。

各項目設定は、
 ホストの設定名(T)              = 分かりやすい名前を自由に入力
 ホスト名(アドレス)(N)         = サーバー機のIPアドレスを入力
 ユーザー名(U)                   = “設定”のページで追加した通常作業するユーザー名を入力
 パスワード/パスフレーズ(P) = ユーザーのパスワードを入力
 ローカルの初期フォルダ(L)   = 作成したHPファイルがあるフォルダを入力
 ホストの初期フォルダ(R)      = “サーバー設定”のページで作成したHPファイルを格納するディレクトリを入力

ただし、この設定はLAN内の他のPCから接続する場合です。LAN内以外のPCからインターネットを使って接続する場合は

 ホスト名(アドレス)(N)         = サーバー機のドメイン名を入力

になります。

上記の設定が終了したら早速FTPサーバーにアクセスしてみて下さい。下図のように “/export/home/user1/www” に接続できたら設定成功です。まだ、何のHPファイルがありませんので空白状態ですが、後は皆さんが好きなHPファイルをアップして下さい。

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